秋分の日の連休を利用して剱岳北方稜線に行ってきました。
「剱岳北方稜線」…って、いい響きですよね〜。
単に剱岳から北に伸びる稜線のことなんですが、それだけではない何か深いものを感じます。登山道が通ってないってのが大きいのかも…?
これまでに剱岳北方稜線の山々は毛勝山、猫又山(秋山とスキー)、赤谷山、池ノ平山、長次郎左俣のコル〜剱岳と部分的にツマミ食いしています。いつかは稜線をつなげたいなあ〜とは思っていて、それが今回の秋分の日になったというわけであります。実際に行ってみると、想像していたよりもずっと素晴らしい稜線でございました。最後の三ノ窓から剱岳山頂が俗っぽくてテンション下がりましたが…。天気に恵まれたのが一番だったかな。
その天気。今年はお盆は晴れまくったけど、そのあとは天気に恵まれず4週連続で予定の山を流しました。全体的にも天気は良くなかったけど、平日はわりあいに晴れて、土日めがけて雨になるもんでストレスたまります。今回でやっとストレス解消できたような。
初日は馬場島から白萩山先のコルまでですが、赤谷山までは2008年に行ってます。初日はほとんどが経験済の道。ただ、その時と比べると道が荒れてきてるような…?ま、こんなところなので、頻繁に整備は入らないんでしょうね。
変わらず素晴らしかったのが赤谷山の山頂。山頂まではどちらかというと鬱陶しい道なんですが、山頂だけ別世界のような素晴らしさです。目指す剱岳は見えているし、草原越しの後立山連峰は優雅だし。イノシシ(多分)が2匹出てきたのはビックリしたけど。
赤谷山までは荒れたなあという印象でしたが、その先の噂のヤブは呆気なかったなあ…。覚悟して気合い入れてヤブに挑んだのに、拍子抜け…。まあ、ヤブは好きではないのでありがたい話です。テン場の池塘はちょっとガッカリのロケーションでした。
明日はいよいよ北方稜線の核心部。
北方稜線、お疲れ様でした。まさかこの辺りにいたとは意外でした。
私達は22日、9時半にはすでに剣山荘のテラスで寛いでいたので数時間の差でしょうか。
こちら、シーズンで最も混雑する日、混雑する場所へ行ったので自業自得ですが…山より人の多さに疲れ果てました。でも剱岳自体は良かったです。
先週の吉田さんのブログに「来週は剣・・・」とあったので、山頂では一応探してみましたよ。暗いうちから登ってたんですね〜。そうでもしないとえらいことになりそうですね。
では、またどこかで!